どうも、ささぽんです。
今回は、ベストセラーとなっている『「繊細さん」の本』のレビューをしたいと思います!
結論から言うと、HSPの人に役立つ情報がたくさん載ったとても役に立つ本でした!
著者の武田友希さん自身もHSPとのこと。
内容もとても具体的で分かりやすく、あっという間に読み進められます。
テレビやYouTubeなどでも多く特集されたこの本。
私も中田敦彦さんのチャンネルでこの本を紹介した動画を観ました。
この「繊細さん」の本のおかげで世の中にHSPの名前が広く知れ渡った部分もあると思います。
自称HSPの私。

というかHSPは自称しかない。
実際読んでみて、これはHSPさんにとっての教科書だ!と思いました。
HSPであるが故に疲れやすくて悩んでいる人
うまくHSPと付き合っていく方法を知りたい人
にとてもおすすめの本です!
繊細さん=HSPとは?
HSPとはHighly Sensitive Personの略で、「とても繊細な人」という意味です。
特徴としては、一言でいうと「感じる力が強い」ということ。
この本では、そんなHSPの人を「繊細さん」と呼んでいます。
感じる対象は、言ってしまえばなんでもです。
自分の外側にあるものだったら
- 光、音、匂いなど五感に関わるもの
- 人の感情
- 場の雰囲気
自分の内側にあるものだったら
- 自分の体調
- 自分自身の気持ち
- アイデア
などなど・・・・
以下にチェック表の一部を抜粋して載せておきます。
・感覚に強い刺激を受けると容易に圧倒されてしまう
・自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
・他人の気分に左右される
・カフェインに敏感に反応する
・美術や音楽に深く心動かされる
・一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
・空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
・子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた
詳しくチェックしたい人はぜひ本を参照してください。
当てはまるものが多ければ、あなたもHSPかもしれません。
繊細さんは五感の刺激を防ぐことが大事
繊細さんはいろんな情報をキャッチしてしまうので、とにかく疲れます。
私も強度ではないですがHSPなので、本当によく分かります(^^;
情報は五感からキャッチされます。

なので、五感の情報を物理的に防いでしまうのが有効!
たとえば、視覚なら、
・メガネやコンタクトレンズの度を落とす
・サングラスをする
・伊達メガネをかける
・淵の太いメガネをつけて「ここだけ見ていればいい」と、見る範囲を決める
という感じです。
聴覚なら
・ノイズキャンセリングイヤホンをする
・耳栓をする
・イヤホンで心地よい音楽を聴く
このような感じです。
私も聴覚が敏感になっているときはノイズキャンセリングイヤホンがすごく役に立っています。

これだけで、自分のペースを取り戻せる気がする。
自分にとって何が刺激になるか知り、その刺激をちょっと工夫して防ぐ。
これは日常で取り入れやすいし、効果抜群な方法だと思いました!
相手との境界線を引いて自分を守る
私がめちゃめちゃ「わかるー!」と思ったのが、
「がつがつとした人と話すと疲れる」ということ。

悪い人ではないと分かってるけどなんか委縮するというか、圧倒されるんだよな~(笑)
繊細さんにとって大勢で話したり早口でがつがつした人と話すときは、まるで
「こちらの様子などお構いなしに打たれるアタック(相手の言葉)を全て拾おうと、コートを走り回っているような状態。」

これでは疲れるのは当たり前ですよね。
でも、投げてくるボールを拾わない方法が存在するとのこと。
それは、相手をテレビ画面の向こうの人だとイメージすること。
相手が感情的になっていようと、攻撃してこようと、テレビの向こうの人が「なんか怒ってるなー」と思ってしまえば、大丈夫。
自分と相手の間には分厚いアクリル板があると思いこむだけでずいぶん楽になります。
実際に、人に巻き込まれたくない時は、物理的に相手との間にコップやペンなど物を置くことが有効。
同じ部屋でも相手との間に何かあると心理的な距離を調整することができます。
私はいつも人と話す時に腕を組む癖があるのですが、

えらそうだな
これも相手との距離感をとるために無意識にしていたのか・・・?と思いました(笑)
繊細さんはマルチタスクをしない!
私がとっても苦手なのが、マルチタスク!!

あれもこれもやらなきゃ!とあわあわしているうちにパニックに・・・
繊細さんはマルチタスクが苦手な傾向にあります。
ひとつひとつ丁寧に仕事を仕上げていくことのほうが得意なんですね。
仕事が山積みの時は、「一つひとつやっていこう!」が合言葉。
落ち着いて1個1個順番に片付けていけばいいんです。

焦っている時ってこのことを忘れがちですよね(^^;
優先順位がつけられないときは、「重要な仕事を1つだけ選ぶ」のがおすすめ。
絶対に今日中に終わらせないといけないものだけやる、ということです。
それ以外の仕事は、最優先の仕事が終わり次第片付ける。
慌てがちな時も、1つの仕事だけ考えればいいと思えば随分気が楽になりますよね(^^)
HSPはメリットもある。自分を大切に!
繊細さんが生きていくのは、大変なことも多いです。
それでも、繊細さんならではの強みもあるんです。
例えば、

今日はからっと晴れていて気持ちいい天気だな
些細な幸せを楽しむことができる能力です。
小さな良いこともキャッチして、深く味わうことができるんですよね(^^)。
また、繊細さんは聞き上手が多いと言われています。

確かに私も、聞き上手って言われることあるなぁ(自画自賛)
これは、相手の言葉を深く受け取り、親身に耳を傾ける繊細な感性による特長です。
他にも例えば、
- 仕事でリスクを察知し、ミスを防止する
- 他の人が気づかない間違いや問題点、改善点に気づく
- 深く考察することができる
こんな強みがあるのです。
せっかく持ち合わせたHSPという特性。
生きづらいと嘆くだけではなく、自分の長所にも目を向ける。
そんな風に前向きにさせてくれる本だなと思いました(^^)。
1冊持っておけば、悩んだ時にも心の支えになってくれる、心の拠り所になってくれる本でした。
ぜひ、HSPの人、HSPの人を理解したい人は手に取ってみてくださいね!
ではでは。
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